現在のUGの代名詞とも言える、ファイル共有ソフト。これを使えばほとんどの物が手に入ります。市販のソフトウェアやゲーム、映画、音楽ファイル、エロ動画、同人誌、単行本など。しかしお金だけは共有ソフトを使っても手に入りません。
それはとあるファミレスでの出来事でした。私が遅い昼食を食べていると、横に座っていた男女の会話が聞こえてきたのです。見た目は50歳前半ぐらいで、お二人とも結構良い年です。夫婦だったのでしょか?聞こえてきた会話を書いていきますね。
おじさん(以後、「男」)「音楽CDを売れば、1枚400円でもお金になるぞ」
おばさん(以後、「女」)「誰に売るの?」
男「ネットで集めたら、1000人ぐらいすぐだろう」
女「捕まらない?」
男「大丈夫、ヤフオクとかでも皆やっている」
広い店内にはこの夫婦と私しかいません。そのせいか声が良く通り、会話の内容が丸聞こえです。そして会話の内容を認識した瞬間「これを原稿ネタにしろ」という神の啓示を受けました。では会話の続きを・・・
男「どんな事をしても、300万円集めるぞ。」
女「そうだ***の人にも売りましょうよ」 注:***には会社名らしき名前が出ていました。
男「よーし、パソコンもあと二台ぐらい買うか」
うーん、切羽詰っているみたいですね。しかしここまではまだ会話的には大丈夫でした。しかし次に男の口から出た言葉に、度肝抜かれました。
男「おじいちゃんは、どうしよう・・・・・」
まあ、世の中にはいろんな人がいて、いろいろな事情があります。 そして、今回のネタとなる「UGでお金を稼ぐ」ですが、彼らの会話をヒントにしました。しかし300万円も稼ぐつもりはありません。目標ですが、タバコ代ぐらいは稼ごうというレベルです。
彼らの会話でおかしな点が幾つかありましたので、それを書いていきたいと思います。まずは下から。
男「音楽CDを売れば、一枚400円でもお金になるぞ」
女「誰に売るの?」
男「ネットで集めたら、1000人ぐらいすぐだろう」
ここに間違いがいくつかあります。コピーCDを売って飯を食べている方ならいざ知らず、我々のような一般ピープルが1枚400円という安さで、それもネットで集めた1000人相手に商売するのは自殺行為以外のなにものでもありません。
共有ソフトで流れているファイルは2つに分ける事が出来ます。1つは一般人でもお金を出せば購入可能なもの。もう1つはお金を出しても買えない物。前者は音楽CD・アプリ・ゲーム・一般コミック・映画などが当てはまり、後者は炉動画など法規制されているものです。(買おうと思えば買えるのですが、今回は無視)
これらの事を考えると、音楽CDや映画といった市販価格が数千円の物を売るよりも、数万円するOSやアプリ、購入が難しい炉動画などを売る方が効率良く商売出来ます。値段の高いアプリやOSなら、市販価格の半額以下で売っても儲けは出てきますし、購入の難しいロリ動画などでしたらこちらの言い値がある程度通ります。
また一般コミックの全巻セットを売るのも1つの手です。仮に全30巻の単行本でしたら定価は12000円程度ですので、2000円でも売れるでしょう。そして何よりCD2枚に収まるのが強みです。部屋に単行本を置くスペースの無い方などに喜ばれるでしょう。
次にコピーCDを売る相手ですが、ネットで1000人もの人を集めようとすれば、間違いなく警察のお世話になるでしょう。商売相手をネットで集めるのは、絶対にお止め下さい。それに加えて不特定多数を相手に商売をすると、自分の名義じゃない口座が必要になってきます。それを用意するのは面倒くさいので、ここでは浅く広くよりも狭く深くいきましょう。
という訳で、リアル知人でパソコンを持っている初心者相手に売るのがベターです。できるならアプリやゲームを欲しがっている人や、ロリコン相手が好ましいです。仮に5人相手に商売して、1ヶ月CDを5枚ずつ売ったとします。1枚1000円で売っても、2万5千円の儲けです。1枚2000円にすれば、5万円の儲けです。タバコ代としては充分でしょう。
これを1枚400円で1人1枚売れば、5万円を稼ぐのに100人いても足りません。私個人の意見をいうと、ロリコン相手の商売がいちばん楽で儲けもよいと思います。
ロリコン相手でしたらCD1枚5000円という強気の商売もいけますし、相手も「悪いことをしている」という認識がありますので、他人に口を割る事はないでしょう。そうなると警察に知られる可能性は低くなりますので、あなたも安全です。この儲け方は欲を出さない限り大丈夫でしょう。 欲を出して売る人数を増やしたりすれば、捕まる確立が上がりますのでお気を付け下さい。
しかしヤフオクなどではコピーCDを堂々と販売されています。売っている人数が多いので摘発があっても、あなたが逮捕される確立は低いと思いますので、我こそはと思う人はヤフオクデビューしてみては如何でしょうか。
先に言っておきます。ネットで不特定多数を相手に商売するのは厳しいです。特に普通の社会人の方が副業で儲け様としても、逮捕された時のリスクの方が高いです。儲けが出る前に逮捕されるでしょう。詳しくはこちらのサイトを見てください。
●インターネット事件簿
http://99jkenbo.fc2web.com/
このサイトはネット上で起こった事件を記録しているサイトですが、「オークションで児童ポルノCD販売」「オークション詐欺」「わいせつビデオ販売」という文字が所狭しと並んでいます。これらの記事はすべて逮捕された人の紹介ですので、ここにあなたが並ばないように注意してください。 このように不特定多数相手の商売は自殺行為です。サイトを開いてお客さんを集めたり、オークションで売ったりすればお終いです。
特にここ最近は規制の強化や、ネット人口の増加に伴い検挙率が上がっています。しかもここで捕まっている人の大半は、数万円程度のお金で逮捕されているというオチ付き。お年玉程度の金で捕まるのは止めておきましょう。
とはいえ数年前までは、色々なサイトが存在していました。いくら使っても請求書の来ない携帯電話や、架空口座・ソフトウェア・裏ビデオ・睡眠薬などです。当時は興味が無かったので気にも止めなかったのですが、今思ったら「少しぐらい買っておけばよかったなー」と、ちょっとだけ後悔したりしています。
こういったサイトの中でも「THEアングラ堂」というのが有名で、7千万円もの売上を記録しています。最もここの人は、架空口座を作ろうとして「有印私文書偽造」で逮捕され、最終的には「有印私文書偽造・同行使」「児童買春・児童ポルノ禁止法違反罪」という罪で懲役2年6ヶ月の実刑判決を食らっています。
●THEアングラ堂(今は活動停止しています)
http://www.geocities.com/SoHo/Exhibit/6943/
それ以降はこういったサイトがガクッと減った気がします。今でも幾つかのサイトが残っていますが、ほとんどがソフトウェアの販売がメインになっており、睡眠薬や架空口座を取り扱っているサイトは減りました。
お金に困っておらず数万円程度ならビクともしない方でしたら、お金を振り込んでみてください。それ以外の方でしたら、お金をドブ川に捨てるようなものなので、そういったサイトは一切信用しないようにしましょう。
仮に信頼できるサイトだとしても、もしそのサイト運営者が逮捕された場合、芋づる式にあなたも逮捕される恐れがありますので、購入する時は覚悟を決めてから買うようにしましょう。
最近ではファイル共有ソフトで手に入れた映画などを販売しているサイトも出てきているみたいですが、そんなのを買うなら普通にDVD版の映画でも買ったほうがよいでしょう。
結論からいうと無理です。バナ-広告でお金は稼げないでしょう。一部の方は儲けているみたいですが、ほとんどの方は収入0です。よほど人気のあるサイトじゃないと5000円稼ぐ事すら難しいと思います。それでしたら、素直に仕事をした方が早いでしょう。